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837. 南スーダン政府、国連PKO地域防護部隊受け入れー2016.11.28 [国際ーアフリカ、国連]


(a) 日本語のニュース

アフリカの南スーダン政府は、国連のPKO=平和維持活動の「地域防護部隊」の首都ジュバへの展開を受け入れることにこれまで難色を示していましたが、このほど受け入れることを決めました。
南スーダンでは、今年7月、首都ジュバで政府具と反政府勢力の戦闘が激化し、多くの死傷者が出る事態になり、国連の安全保障理事会は、8月、PKO=平和維持活動を強化するため、日本の陸上自衛隊を含む1万2000人規模の国連スーダン派遣団に追加する形で、4000人規模の「地域防護部隊」を追加派遣することを決めました。「地域防護部隊」は、市民や国連施設などを保護するため、より積極的に武力を行使する権限が認められた部隊です。
南スーダン政府は、当初、主権の侵害だとして受け入れに難色を示していましたが、国際的な圧力が高まる中、25日に行われた閣議で受け入れを決めました。

(b) ニュースの背景

2011年7月南スーダンは、スーダンから分離・独立しました。これに伴い、スーダンで活動していた国連スーダン・ミッション(UNMIS)に代わって、国連南スーダン共和国ミッション(UNMISS)が設立され、PKO=国連平和維持活動業務を行っています。
日本は、国連事務総長からの協力要請に基づいて、司令部要員は、2011年11月から順次4名(情報幕僚、兵站幕僚、施設幕僚、航空運用幕僚)が派遣されており、首都のジュバの司令部に勤務しています。
施設部隊は、2012年1月から順次派遣されており、道路などのインフラや敷地などの整備を実際に行う部隊です。現在約350名が派遣されています。
政府は、11月15日の閣議で、南スーダンのPKO=国連平和維持活動に参加する陸上自衛隊の部隊に3月に施行した安全保障関連法に基づく新しい任務である「駆けつけ警護」と「宿営地の共同防衛」を付与する実施計画を決定しました。
この任務が付与されるのは、初めてのことで、海外での自衛隊の武器使用の拡大が本格的な運用に入ることになります。
「駆けつけ警護」というのは、現地の国連司令部の要請を受け、離れた場所にいる国連職員やNGO職員などが武装勢力に襲われた場合に助けに向かう任務のことで、派遣部隊には、ほかの国のPKOの要員などとともに、武装勢力から宿営地を守る新しい任務の「宿営地の共同防衛」も付与されることになりました。
南スーダンのPKO=国連平和維持活動で安全保障関連法に基づく新たな任務が付与された陸上自衛隊の部隊の先発隊が、21日、青森空港から南スーダンの首都ジュバに着きました。先発隊は、およそ130人で、残りの隊員も順次到着し、12月中旬からおよそ半年間、首都ジュバを拠点に道路整備などにあたることになっています。これまで南スーダンのPKOに従事していた自衛隊の部隊およそ350人は、交代し、順次帰国することになっています。

(c) 英語のニュース

The government of South Sudan has decided to accept the deployment of a United Nations’ regional protection force to the capital Juba.
The 4,000-member force will join the 12,000 U.N. peace-keeping mission in South Sudan.
In July, fierce fighting between the government and anti-government forces flared up in the capital, Juba and many people were killed or wounded.
In August, the United Nation Security Council adopted a resolution to send about 4,000 regional protection force to strengthen a U.N. peacekeeping mission in South Sudan.
However, the government of South Sudan had been reluctant to accept the deployment of the force to Juba, calling it an infringement of sovereignty.
Last Friday (November 25th) the government decided to accept the force under mounting international pressure.
Japan’s Self-Defense Force unit is taking part in the U.N. peacekeeping mission in South Sudan.

(d) ニュースの比較研究

南スーダンの関するニュースについては、あまり報道されていません。日本のメディアは、自衛隊が派遣されるようになって、報道するようになりました。外国のメディアでは、イギリスのメディアが、かつてイギリスがスーダンの統治にエジプトとともに関わっていたこともあって、割に報道しています。
南スーダン情勢に関する報道を紹介します。

アフリカの『Africanews』(本社Congo Brazaville)は、”South Sudan cabinet okays deployment of UN regional protection force”(南スーダンの内閣は、国連地域保護部隊の展開を承認)という見出しで、”The South Sudanese government has accepted the deployment of a United Nations (UN)-mandated regional force in the capital Juda. This follows months of hesitation bt the government as to whether to allow foreign troops into the restive country. There are no details as to when and where in the capital the force will be stationed”(南スーダン政府は、国連委任地域部隊が首都のジュバに展開することを承認した。これは、南スーダン政府が、戦闘が続く国に外国の軍隊が駐留することを認めるべきかどうか何か月も躊躇した後で決定した。しかし、その軍隊がいつ、そして首都のどこに駐留するか詳細はまだわかっていない。これは、国連が支援しているRadio Mirayaが11月25日伝えたもの)と報じました。

イギリスの『REUTERS』通信は、”South Sudan ready for new U.N. force deployment any time – cabinet”(南スーダン閣議決定、あらたな国連軍の展開いつでも受け入れる用意)という見出しで、”South Sudan’s government has said it is ready to accept the deployment of a U.N. regional protection force at any time, after fighting in the capital in July threatened to plunge the nation back into a full-scale civil war、”(南スーダン政府は、国連の地域防護部隊をいつでも展開することを受け入れる用意があると発表した。これは、7月に首都ジュバでの戦闘が、国を全面的な内戦に陥れる恐れがあった後に決定したものだ。これは、南スーダン政府が11月25日の閣議で決定したもの)と報じました。

イギリスの『BBC(=British Broadcasting Corporation)』放送は、”Kenya angry at sacking of South Sudan peacekeeping chief”(ケニア、南スーダンの国連平和維持軍の司令官解雇に怒る)という見出しで、”Kenya says it is shocked at the decision of the UN secretary-general to sack the Kenyan commander of the UN peacekeeping force in South Sudan. Ban Ki-moon dismissed Lt Gen Johnson Ondieki after a report said it had failed to protect civilians in July. Kenya condemned the decision as unfair, and said it would withdraw its troops from the U.N. mission in South Sudan. The report said peacekeepers did not act when soldiers attacked an aid compound in the capital Juba”(ケニアは、国連事務総長が、南スーダンの国連平和維持軍のケニアの司令官を解雇することを決定したことに衝撃を受けていると発表した。バン・キムン事務総長は、7月に市民を保護できなかったという報告を受けた後ジョンソン・オンディエキ司令官を解雇した。ケニアは、その決定は公正でないと非難し、ケニアは、国連の南スーダン・ミッションから脱退すると発表した。その報告は、兵士が首都ジュバの援助施設を襲った時、平和維持軍はなにも行動を起こさなかったと述べている。これは、ケニア政府が11月2日に発表したもの)と報じました。


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528.エボラ出血熱の死者1,000人超える(最新版)ー2014.8.15 [国際ーアフリカ、国連]

*2014.8.16のサロンのテキスト(528 & 529)*

(a)日本語のニュース

WHO=世界保健機関は、西アフリカで感染が広がっているエボラ出血熱の死者が1,000人を超えたと発表するとともに、未承認の薬の使用を一定の条件の下で認める方針を明らかにしました。
WHOが14日ジュネーブの本部で発表したところによりますと、ギニア、リベリア、シエラレオネ、ナイジェリアの4か国でエボラ出血熱による死者は、1,069人に達したということです。
WHOは、8日エボラ出血熱の感染拡大を国際的な公衆衛生の緊急事態と宣言し、国際社会に支援をよびかけ、関係各国は、国内に非常事態を宣言し、感染地域に治安部隊を派遣するなど封じ込めにつとめていますが、感染の広がりに歯止めがかからない状況です。

WHOは、また、12日、安全性などが最終的に確認されていない未承認の薬を一定の条件の下で使用を認める方針を明らかにしました。具体的には、患者に薬のリスクなどを事前に説明したうえで本人の同意を得ることや当該政府などの理解を得るなどの一定の条件が満たされれば、未承認の薬を患者に投与することを認めるとしています。また、実際に薬を使う場合には、患者の容体の経過や薬の効果などについてすべてのデータを収集して公表するよう求めています。

一方、リベリア政府は、アメリカ国内でアメリカ人の患者2人に投与され効果が出ているとされる未承認の薬について、アメリカ政府に提供を求め、アメリカ政府は、この要請を受け入れ、薬は現地に送られました。

(b)ニュースの背景

エボラ出血熱(Ebola hemorrhagic fever)は、フィロウイルス科エボラウイルス属のウイルスを病原体とする急性ウイルス性感染症で出血熱の1つです。
このウイルスは、1976年中部アフリカのザイール(いまのコンゴ)とスーダンの南部(いまの南スーダン)でほぼ同時に大流行し、初の患者が確認されました。エボラというのは、発生地の近くを流れる川の名前です。
潜伏期間は、通常2日から21日で、発病は突発的で、発熱、悪寒、頭痛、筋肉痛、食欲不振などから、嘔吐、下痢、腹痛などが起こります。進行すると、口腔、歯肉、結膜、鼻腔、皮膚、消化管など全身に出血、吐血、下血がみられ、失明、失聴、脳障害など重い後遺症にかかることが多いということです。重症化すると、内臓からの出血が続き、1週間ほどで死に至ります。感染した人の致死率は、50%~90%と高いのが特徴です。
エボラ出血熱ウイルスに対するワクチンなどの有効で直接的な治療法は、いまのところないということです。

2014年3月から、ギニア、リベリア、シエラレオネ、ナイジェリアの西アフリカでエボラ出血熱が流行し、WHO=世界保健機関によりますと、これまでに死者は、ギニア377人、リベリア355人、シエラレオネ334人、ナイジェリア3人の合わせて1069人です。
スペインからの報道によりますと、リベリアで感染したスペインの宣教師は、アメリカの製薬会社が開発した試験段階の治療薬の投与をうけましたが、12日死亡したということです。

西アフリカでのエボラ出血熱の大流行を受け、JICA=国際協力機構は、現地に派遣している日本人24人を退避させることを決めました。
退避させるのは、ギニア、リベリア、シエラレオネの3か国で、農業や保健医療、インフラ整備に従事していたスタッフで、すでに大半は、西アフリカのガーナまたは日本に出国しています。

(c)英語のニュース

The World Health Organization has announced that the death toll from the Ebola disease in West Africa has surpassed 1,000 . And it authorized the use of experimental drugs to patients under certain conditions.
WHO said on Thursday that 1,069 people have died from Ebola in Guinea, Liberia, Sierra Leone and Nigeria since its onset earlier this year.
WHO said on Tuesday that it will allow the use of unregistered drugs to treat Ebola patients under certain conditions. It said that the use of unregistered interventions would be based on informed consent with an explanation about the possible risks and that their use would have to be supported by the relevant communities and national governments.

Liberia said that it planned to treat two infected doctors with an unproven Ebola medicine called ZMapp from a U.S. pharmaceutical company. They would become the first Africans to receive the drug, which has already been given to a Spanish priest, who later died, and two U.S. aid workers.

Meanwhile, JICA or Japan International Cooperation Agency has decided to evacuate 24 staff members from Guinea, Liberia and Sierra Leone.

(d)ニュースの比較研究

西アフリカのエボラ出血熱については、今年の3月から流行し始めましたが、わずかにイギリスやフランスの通信社や放送局が伝えただけで、ほとんど報道されていませんでした。つい最近になって、アメリカ人やスペイン人が感染してから、欧米のメディアが報道し、そのあと日本のメディアも報道し始めました。一般的にいって、日本ではアフリカのニュースが欧米諸国や中国に比べて少ないのが特徴的です。
世界の代表的な放送局CNNとBBCの報道を紹介しましょう。

アメリカの『CNN(=Cable News Network)』放送は、"WHO panel says unproven drugs are ethical as Ebola death toll tops 1,000 "(WHO=世界保健機関の専門家のグループ、エボラ出血熱の死者が1,000人を超えたので、未承認の薬の使用は倫理的と言明)という見出しで、"The first two doses of an experimental serum created to treat Ebola went to American missionaries. Then the drug was sent to treat a Spanish priest. The two Americans, Dr.Kent Brantly and Nancy Writebol, appear to be recovering. The priest, Miguel Pajares, died Tuesday morning. That's the problem with experimental drugs that have never been clinically tested in humans. No one knows whether they'll work - and if they do, in whom.(エボラ出血熱の治療のために作られた試験的な血清の最初の2人分は、アメリカの宣教師たちに使われた。それから、その薬は、スペインの宣教師を治療するために送られた。その2人のアメリカ人ーケント・ブラントリーとナンシー・ライトボールーは、回復しつつあるようだ。そのスペインの宣教師のミグル・バハレスは、死亡した。これが、人間に臨床試験をしたことがない試験的な薬の持つ問題なのだ。誰もそれらの薬が効くかどうかわからないし、効くとするなら、どういう人に効くのかわからないのだ)と報じ、さらに、”This week, the World Health Organization gathered a group of ethicists to decide whether proven medications and vaccines should be used in the current Ebola outbreak. As the death toll from the epidemic soared over 1,000, the WHO panel unanimously concluded that it is ethical to offer medications to fight the Ebola virus, even if their effectiveness or adverse effects are unknown"(今週、WHO=世界保健機関は、未承認の薬とワクチンを現在流行しているエボラ出血熱に使うべきかどうかを決めるために、倫理学者たちのグループの会議を開いた。エボラ出血熱の死者が1,000人を超えたので、そのWHOのパネルは、全員一致で、たとえその薬が効果があるかないかがわからなくても、エボラ・ウイルスと戦うために医薬を提供することは、倫理的なことだという結論に達した)と報じました。

イギリスの『BBC(=British Broadcasting Corporation)』放送は、"Ethical to use untested Ebola drugs, says WHO"(WHO=世界保健機関、エボラ出血熱の無試験の薬を使うのは倫理的だと言明)という見出しで、Untested drugs can be used to treat patients infected with the Ebola virus, the World Health Organization says. The WHO said it was ethical in light of the scale of the outbreak and high number of deaths - more than 1,000 people have died in West Africa. The statement was made after its medical experts met in Switzerland on Monday to discuss the issue"(WHO=世界保健機関は、エボラ・ウイルスに感染した患者を治療するのに、無試験の薬を使用することができると言明した。WHOは、それは、エボラ出血熱の流行の規模と西アフリカで1,000人以上が死亡したという死者の数に鑑みて倫理的なことだと述べた。この声明は、医学の専門家がこの問題を討議するため、スイスで会議を開いた後、発表された)と伝えました。








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525.WHO,エボラ出血熱で緊急事態宣言(最新版)ー2014.8.9 [国際ーアフリカ、国連]

(a)日本語のニュース

西アフリカで患者が増え続けているエボラ出血熱について、WHO=世界保健機関が、ほかの国にも広がる恐れがあるとして、緊急事態を宣言しました。
これは、WHOのチャン事務局長が、8日ジュネーブの本部で記者会見し明らかにしたものです。
WHOは、この中で、今回の流行は、エボラウイルスの40年近い歴史の中で「最も大きく、最も厳しく、最も複合的な大流行」だとし、「国際的な懸念される公衆衛生の緊急事態」を宣言しました。
WHOは、また、感染が広がっている国々について、非常事態を宣言して国民に適切な情報を提供するとともに、国際空港や港、それに国境の主要な検問所において、感染の疑いがある人の検査を強化することなどを勧告しています。
一方、世界各国については、感染が広がっている地域などから入国する人について空港や国境での検査を強化するよう勧告しています。
エボラ出血熱はエボラウィルスが引き起こす感染症で致死率が極めて高く、西アフリカのギニア、リベリア、シエラレオネの3か国では感染が過去最大の規模で広がり、さらにアフリカ最大の人口を有するナイジェリアにも飛び火した。WHOの8日の発表によりますと、これまでに961人が死亡しています。

(b)ニュースの背景

エボラ出血熱(Ebola hemorrhagic fever)とは、フィロウイルス科エボラウイルス属のウイルスを病原体とする急性ウイルス性感染症で出血熱の1つです。。
このウイルスは、1976年中部アフリカのザイール(いまのコンゴ)とスーダンの南部(いまの南スーダン)でほぼ同時に大流行し、初の患者が確認されました。エボラというのは、発生地の近くを流れる川の名前です。
潜伏期間は、通常2日から21日で、発病は突発的で、発熱、悪寒、頭痛、筋肉痛、食欲不振などから、嘔吐、下痢、腹痛などが起こります。進行すると、口腔、歯肉、結膜、鼻腔、皮膚、消化管など全身に出血、吐血、下血がみられ、失明、失聴、脳障害など重い後遺症があることが多いということです。
重症化すると、内臓からの出血が続き、1週間ほどで死に至ります。感染した人の致死率は、50%~90%と高いのが特徴です。
エボラ出血熱ウイルスに対するワクチンなど有効で直接的な治療法は、いまのところないということです。

2014年3月から、ギニア、リベリア、シエラレオネなどの西アフリカでエポラ出血熱が流行し、8月8日WHO=世界保健機関が発表したところによりますと、961人が死亡しています。内訳は、ギニアが367人、シエラレオネが298人、リベリアが294人、ナイジェリアが2人です。
この対策にWHO=世界保健機関、アメリカ疾秒病予防管理センター、EC=欧州委員会、西アフリカ諸国経済共同体、国境なき医師団、平和部隊、赤十字社などが乗り出し、各種基金や人的支援を行っています。

(c)英語のニュース

The World Health Organization has declared the Ebola disease outbreak in West Africa an international emergency as it poses public health risk to other countries.
This was announced in a statement issued by WHO Director-General Margaret Chan at a news conference in Geneva on Friday.
The Ebola virus has been spreading rapidly in Guinea, Liberia, Siera Leone and Nigeria. A total of 961 people have died
The WHO statement calls the ongoing outbreak the largest and most severe in nearly 40 years since the Ebola virus was first identified in humans.
It recommends that heads of nations with Ebola transmissions declare national emergencies and provide adequate information to the public.
The WHO statement says that such countries should screen everyone with suspected symptons before they leave from international airports, seaports and major land crossings.
It also recommends that all nations reinforce inspections at airports and land crossings and screen travelers from Ebola-infected areas.

(d)ニュースの比較研究

西アフリカのエボラ出血熱の流行については、最近までほとんど伝えられていませんでしたが、アメリカ人の感染が伝えられてから、欧米のメディアが報道し、そのあと日本のメディアも報道し始めました。
代表的なメディアの報道を紹介しましょう。

アメリカの『CNN(=Cable News Network)』放送は、"A worried world watches as Ebola death toll rises; Liberia declares emergency"(エラボ出血熱の死者増大で、世界は憂慮、注視 ;リベリア、非常事態宣言)という見出しで、"A nurse in Nigeria. A businessman in Saudi Arabia. A Spanish priest in Liberia. With the World Health Organization annoucing Wednesday that 932 deaths had been reported or confirmed as a result of Ebola hemorhagic fever, Saudi Arania joined the list of countries with suspected cases"(ナイジェリアでは看護士が、サウジアラビアではビジネスマンが、リベリアではスペインの神父が、エボラ出血熱で死亡。WHO=世界保健機構がエボラ出血熱で932人が死亡したと6日発表、サウジアラビアが、このリストに加わった)と報じました。

イギリスの『BBC(=British Broadcasting Corporation)』放送は、”WHO:Ebola 'an international emergency'(WHO(=世界保健機関):エボラ出血熱を’国際的な非常事態に)という見出しで、 "The World Health Organization has declared the spread of Ebola in West Africa an international health emergency"(世界保健機関は、西アフリカにおけるエボラ出血熱の流行について国際的な保健の非常事態を宣言した)と伝えました。

中国の『Xinhua』通信は、"China to provide Ebola relief for West Africa"(中国、西アフリカへエボラ出血熱で救援物資)という見出しで、"China will provide relief worth of 30-million yuan (4.9-million U.S.dollars) to Liberia, Siera Leone and Guinea as an outbreak of the deadly Ebola virus sweeps West Africa"(中国は、致死率の高いエボラウイルスの勃発が西アフリカを襲ったので、リベリア、シオラレオネ、ギニアに3000万元(490万米ドル)の救援物資を送ることにした)と報じました。




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