SSブログ
国際ーロシア ブログトップ

602.ロシアのプーチン大統領、クリミア併合過程で核使用の準備指示ー2015.3.17 [国際ーロシア]

*2015.3.21のサロンのテキスト*(602&604)

(a)日本語のニュース

ロシアがウクライナ南部のクリミア半島を一方的に併合して18日で1年になるのを前に、プーチン大統領が、併合に至る過程で、情勢が不利になった場合に備えて、核兵器使用に向けた準備を指示していたことを明らかにしました。
これは、プーチン大統領が、ロシアの国営テレビで15日放送された特別番組「クリミア 祖国への道」の中のインタビューで答えたものです。
この中で、プーチン大統領は、クリミアを併合する過程で、状況がロシアに不利に展開した場合、ロシアは、核兵器使用に向けた準備ができていたかという質問に対して、「われわれは、それをする準備ができていた。クリミアは、歴史的にわれわれの領土だ」と答えました。
クリミアをめぐって、核大国ロシアが核兵器の使用を視野に準備をしていたことが明らかになったのは初めてのことで、国際社会からの反発は必至とみられています。
プーチン大統領は、また、クリミア併合は、昨年2月親ロシア派のヤヌコビッチ政権が崩壊した直後に検討を進めたことを明らかにするとともに、クリミアに駐留していたウクライナ軍を武装解除するため、ロシア軍を派遣したと述べ、これまで昨年3月のクリミアにおける住民投票の結果を受けて併合を決めたという説明を事実上覆し、軍事力も行使してクリミアを併合したことを認めました。

一方、アメリカ国務省のサキ報道官は、16日の記者会見で、プーチン大統領の発言について、「ロシアは、軍を使って力ずくでクリミアを占領したうえ、自分たちの行為を正当化しようと、意味のない違法な住民投票を企てた」と非難し、アメリカとしては、ロシアによるクリミア併合は認められないという立場を改めて強調しました。
そして、プーチン大統領の発言から、「ウクライナ東部の戦闘にロシア軍は介入していないという説明にも疑問を抱かせるのに十分だ」と述べました。

ウクライナのポロシェンコ大統領とドイツのメルケル首相は、16日ベルリンで会談したあと、共同記者会見を行いました。
ポロシェンコ大統領は、ロシアによるクリミアの併合は、「戦後の安全保障体制を否定するもので、ウクライナやドイツだけではなく、国際的な問題だ」と述べ、EU=欧州連合に対してロシアへの制裁の強化を求めました。
メルケル首相は、ロシアによるクリミア併合は、「ヨーロッパの平和的な秩序を脅かした」と非難し、併合は認められないという立場を強調しました。
しかし、ロシアへの制裁の強化については、「新たな状況が発生すれば検討する」と述べ、慎重な姿勢を示しました。

(b)ニュースの背景

クリミアは、黒海に面している半島で、面積は、約2万6800平方キロメートルで福島県の約2倍の広さ、人口は、約235万人、住民の6割がロシア系で、1割が先住民クリミア・タタール人。住民の9割がロシア語を話すといわれています。
1954年ソ連は、クリミア半島をウクライナ共和国に編入、1991年ソ連崩壊でウクライナ独立、1992年クリミア州議会がクリミアの独立宣言、その後クリミア自治共和国に、1997年セバストポリは、ロシアがウクライナから租借して黒海艦隊の基地に、2014年2月ウクライナの親ロシア派のヤヌコビッチ政権崩壊、3月ロシア軍がクリミアを制圧、住民投票実施、ロシアへの編入を宣言しました。
しかし、クリミアの帰属については、国際的に係争状態にあります。ロシアは、自国に編入し、クリミア連邦管区を置いて実効支配していますが、ウクライナは、現在も自国の領土の一部であるとしています。アメリカ、ヨーロッパ諸国、日本などは、クリミアは、ウクライナに帰属し、ロシアの一方的な編入は認められないとしています。

(c)英語のニュース

Russian President Vladimir Putin says that his country was ready to put its nuclear forces on alert as he sought to annex the Black Sea peninsula of Crimea last year.
He made this remark in a documentary aired on state TV on Russia on Sunday, just before the first anniversary of Russia's takeover of Crimea from Ukraine.
Mr. Putin said that he decided to take control of the peninsula shortly after the fall of a Russia-backed government in Ukraine in February, last year.
He added that he ordered the Russian defense ministry to deploy Russian forces in Crimea to disarm Ukrainian troops stationed there.
Meanwhile, Ukraine, the United States and its NATO allies have criticized Mr. Putin's remarks. The remarks run counter to his previous statement in which he said he made the decision on the annexation of Crimea after a referendum in the peninsula in March, last year, when a majority of people voted to leave Ukraine and join Russia.
Ukraine, the United States and its NATO allies also condemned Russia, saying that its annexation of Crimea contravenes international law.

(d)ニュースの比較研究

ロシアのプーチン大統領がクリミア併合の過程で核兵器の使用を準備するよう指示したと発言したことは世界に大きな衝撃を与え、日本のメディアも欧米のメディアも大きく報道しました。ウクライナや欧米諸国に対する脅しなのか、実際に準備体制にあったのかはわかりませんが、世界を不安に陥れた発言でした。
アメリカのメディアの報道を紹介しましょう。

『AP(=Associated Press)』通信は、Putin: Russia prepared raising nuclear readiness over Crimea"(プーチン大統領、ロシアはクリミアをめぐって核の準備体制にあったと言明)という見出しで、"Russia was ready to bring its nuclear weapons into a state of alert during last year's tensions over the Crimean Peninsula and the overthrow of Ukraine's president, President Vlaimir Putin said in remarks aired on Sunday"(ロシアのプーチン大統領は、放送された番組の中で、昨年のクリミア半島をめぐる危機とウクライナの大統領の更迭の最中に、核兵器を非常事態の準備体制下に置いたと述べた)と報じました。

『CNN(=Cable News Network)』放送は、"Russia was ready to put nuclear forces on alert over Crimea, Putin says"(プーチン大統領、ロシアはクリミアをめぐって核部隊を準備体制に置いたと言明)という見出しで、"Russia was ready to put its nuclear forces on alert over the crisis in Crimea last year, such was the threat to Russian people there, President Vladimir Putin said in a documentary that aired on state TV on Sunday night"(ロシアのプーチン大統領は、国営テレビで放送されたドキュメンタリー番組の中で、ロシアは、昨年のクリミア危機の中で、クリミアのロシア人が脅されていたので、核部隊を準備体制に置いたと 言明した)と報じました。

『The Washington Post』紙は、”Putin was surprised at how easily Russia took control of Crimea"(プーチン大統領、ロシアがいかに容易にクリミアを制圧できたかに驚き)という見出しで、"Russian President Vladimir Putin personally directed his nation's capture of Ukraine's Crimean Peninsula, he said in a documentary aired on Sunday, in which he offered details of his deep involvement in last year' s quick and effective takeover"(ロシアのプーチン大統領は、ロシアがウクライナのクリミア半島を占拠するよう個人的に指示し、放送されたドキュメンタリー番組の中で、昨年の速やかな、効果的な占拠にいかに深くかかわったかについて詳細に説明した)と報じました。











コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

257.ロシアの科学者、落下物を隕石と確認ー2013.2.17 [国際ーロシア]

(a)日本語のニュース

ロシアの科学者が、17日、ロシア中部のチェリャビンスク州一帯に15日落下した物体について、隕石の破片であることを確認しました。
ロシア中部のチェリャビンスク州一帯に15日、隕石が爆発して破片が落下し、その強い衝撃でおよそ4,700棟の建物で窓ガラスが割れるなどの被害が出て、300人の子どもを含む1,200人以上がけがをしました。
ロシア政府は、およそ24,000人の作業員をチェリャビンスクに送って、後片付けや修理にあたらせているほか、調査を続けています。
このうち、チェリャビンスクの湖に落下した複数の物体を採取して調べたロシア科学アカデミーの専門家は、17日「8%以上の鉄分を含む隕石の破片であることを確認した」と述べました。

(b)ニュースの背景

隕石(meteorite)というのは、宇宙空間から地球上に落下した物体のことで、大気圏に突入しても燃え尽きず、宇宙から地表に落下してきます。ほとんどが、火星と木星の間にある、多数の小惑星が集まっている小惑星帯と呼ばれる場所から飛んでくるといわれています。
今回にように広範囲に影響を与える隕石の落下は、1908年にシベリアの森林地帯で起きた「ツングースカ大爆発」以来の珍しい現象だといわれています。

アメリカ航空宇宙局(NASA)によりますと、ロシアに落下した隕石は、大気圏突入前の大きさが直径17メートル、重さが1万トンだったということです。隕石が大気圏に突入してからばらばらに分解されるまでの時間は、32.5秒だったといわれます。

(c)英語のニュース

Russian scientists say they have confirmed that fragments found in central Russia have been identified as pieces of a meteorite that exploded over the region on Friday.
They say that fragments from the meteorite collected on the ice-covered lake in Chelyabinsk had an iron content of more than 8 percent.
Russian officials say that more than 1,200 people, including 300 children, have been injured and some 4,700 buildings have been damaged by shockwaves from Friday's clash.
They say that the Russian government has sent 24,000 workers to Chelyabinsk to clean up debris and repair the damage.

(d)ニュースの比較研究

ロシアに隕石が落下し1000人以上のけが人をだした事件は、世界に大きな衝撃を与えました。今回のメディア報道の特徴は、たまたま居合わせた人たちが撮影した映像で、you tube などのsocial media で放送されたものをテレビ局が放映したことでした。
ここでは、ロシア、中国、アメリカの代表的なメディアの報道を紹介しましょう。

ロシアの『ITAR-TASS』通信は、"Russia's Chelyabinsk recovering after Friday's meteorite shower"(ロシアのチェリャビンスク、隕石シャワー事件のあと復旧へ)という見出しで、"Russia's city of Chelyabinsk in the Urals region is recovering after the Friday meteorite shower. Broken windows are being protected with films and plywood. Glass is set in many windows already"(ロシアのウラル地方のチェリャビンスクは、隕石シャワー事件の後復旧しつつある。破れた窓は、薄いすきとおったフィルムのようなものやベニヤ板で保護され、ガラスは、すでに多くの窓にはめられている)と報じました。

中国の『Xinhua(新華社)』通信は、"Some 1,200 injured in meteor explosion in central Russia"(ロシア中部で隕石爆発約1200人負傷)という見出しで、"About 1,200 people have been known injured and many buildings damaged since a meteor exploded on Friday morning raining fireballs over Russia's central Urals region, the Interor Ministry said"(ロシア内務省が発表したところによると、ロシアの中部ウラル地方の上空で隕石が爆発し、火の玉を降らせて以来、約1200人がけがをし、多くの建物が被害を受けた)と報じました。

アメリカの『CNN(=Cable News Network)』放送は、"Russian meteor blast injures at least 1,000 people, authorities say"(ロシア当局によると、ロシアの隕石爆破事件で少なくとも1,000人が負傷)という見出しで、"A meteor streaked through the skies above Russia's Urals region Friday morning before exploding with a flash and boom that shattered glass in buildings and left about 1,000 people hurt, authorities said"(ロシア当局によると、隕石がロシアのウラル地方の上空を通って閃光と轟音をともなって爆発し、建物のガラスをメチャメチャに壊し、約1,000人がけがをした)と伝えました。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

133.ロシア、WTOに正式加盟ー2012.8.22 [国際ーロシア]

(a)日本語のニュース

石油や天然ガスなどの輸出で経済成長を続けている新興国のロシアが、22日、WTO=世界貿易機関に正式加盟し、156番目の加盟国になりました。
ロシアは、ソ連崩壊後の1993年に加盟申請しましたが、農業やエネルギー分野の保護政策などをめぐって欧米と対立するなど18年以上にわたって困難な交渉を続けてきました。ロシアは、WTOに加盟していない「最後の大国」と呼ばれてきました。しかし、昨年12月当時のメドベージェフ大統領とオバマ大統領が米ロ関係の改善をはかるなかで、WTOの閣僚会議でロシアの加盟が承認され、ロシアが国内での批准手続きを終え、正式に加盟国になりました。
ロシアの正式加盟で、WTOの加盟国・地域の貿易額は、世界全体の98%に達することになります。
WTOへの正式加盟によって、ロシアは、輸入関税率の上限を、平均して現在の10.3%から7.1%まで、最大7年かけて段階的に引き下げることになります。
これによって、自動車や機械、食品などの分野を中心に、日本など外国企業のロシアへの輸出や投資の拡大に弾みがつくことが期待されています。

(b)ニュースの背景

WTOというのは、World Trade Organizationの略で、世界貿易機関のことです。加盟国は、今回のロシアの加盟で、156カ国になりました。本部は、スイスのジュネーブにあります。
1995年GATT=関税と貿易に関する一般協定という国際的な貿易機関を改組して発足し、関税・非関税障壁を撤廃し、貿易の自由化をはかり、モノやサービスなどの貿易のルールを決め、国際的な自由貿易体制の確立をめざすことを目的としています。
しかし、2001年カタールの首都ドーハで多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)を開始しましたが、先進国と新興国・開発途上国が対立していて、10年以上経過していますが、いまだに合意に達していません。

(c)英語のニュース

Russia has officially joined the World Trade Organization, becoming the 156th member country..
Russia applied for WTO membership in 1993. The accession talks were prolonged because of Russia's protective policies in the agricultural and energy sectors. But, as Russia and the United States were trying to mend their strained relations, the WTO ministerial meeting agreed last December to make Russia a WTO member. And, Russia completed all domestic procedures.
As a member of the WTO, Russia will cut import tariffs from the present 10.3 percent to 7.1 percent within 7 years.
Foreign companies, including Japanese, are hoping to expand exports and increase investment to Russia.

(d)ニュースの比較研究

ロシアがWTO=世界貿易機関に正式加盟したニュースは、日本のメディアも外国のメディアもロシアが新興国として経済発展を続けていることに注目して伝えました。

ロシアの『ITAR-TASS』通信は、”RF officially joins WTO Wed to become 156th member"(ロシア連邦(RF=Russian Federation)、WTOに加盟、156番目の加盟国へ)という見出しで、"Russia has officially joined the World Trade Organization on Wednesday to become the 156th member after quite a long accession process. The talks on entry into the Organization were held within the scope of the Working Group which included representatives of countries which had unresolved issues in trade with the Russian Federation(RF)"(ロシアは、WTO=世界貿易機関に正式加盟し、156番目のメンバーになった。これは、長い加盟交渉の結果である。WTO加盟交渉は、作業部会の範囲内で行われたが、作業部会には、ロシア連邦との貿易で未解決の問題のある国の代表がいた)と報じました。

中国の『Xinhua(新華社)』通信は、ニュース論評欄で、"WTO membership win-win step for Russia, world"(WTO加盟は、ロシアにとっても世界にとっても得)という見出しで、"After 18 years of pursuit, Russia became the 156th member of the World Trade Organization(WTO)on Wednesday, which will yield win-win results for both Russia and the world. As a permanent member of the UN Security Council and one of the Group of Eight(G8)leading countries, Russia was the last major economy to enter the global trade group"(18年にわたる交渉の後、ロシアは、WTO=世界貿易機関の156番目のメンバーになった。このことは、ロシアにとっても、世界にとっても得な結果を生むであろう。ロシアは、国連安全保障理事会の常任理事国として、また、G8=主要8カ国会議のメンバーとして、ロシアは、WTOに加盟する最後の経済大国だった)と報じました。

イギリスの『REUTERS』通信は、ニュース分析欄で、"Analysis:Russia and China in WTO - a world apart"(ニュース分析;WTOにおけるロシアと中国 - 世界をばらばらに)という見出しで、"Russia's 19-year wait to enter the World Trade Organization is finally over. Unfortunately, the kind of export and investment miracle enjoyed by fellow-BRIC China after it joined the club is likely to remain well out of its reach"(ロシアは、WTO=世界貿易機関に加盟するのに19年かかったが、それもついに終わった。しかし、不幸にも、新興国(BRICs=Brazil, Russia,India and China ブラジル、ロシア、インド、中国)中国が加盟したあと享受したような輸出や投資の奇跡は、手の届かないところにあるままだ)と報じました。






nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

56.ロシア大統領選挙でプーチン当選ー2012.3.4 [国際ーロシア]

(a)日本語のニュース

ロシアの大統領選挙で、プーチン首相が当選しました。
4日に行われたロシアの大統領選挙は、即日開票され、前の大統領のウラジミール・プーチン首相=59歳が、投票総数の過半数を獲得して当選を決め、4年ぶりに大統領に復帰し、さらに6年間の任期をつとめることになりました。
ロシアの中央選挙管理委員会の発表によりますと、、開票率88.18%の段階で、プーチン氏が64.72%を獲得しました。
プーチン氏は、クレムリン近くの広場に集まった10万人余りの支持者を前に、メドベージェフ大統領とともに、演壇に立ち、勝利宣言をしました。

(b)ニュースの背景

プーチン氏は、2000年から2期8年大統領をつとめたあと、2008年の大統領選挙では、憲法で3期大統領をつとめることが禁じられているため、側近のメドベージェフ氏を後継者に指名して、自らは首相に就任しました。
そして、プーチン氏は、メドベージェフ氏と双頭体制をとって、ロシアの政治に君臨してきました。その間、「強いロシアの復活」を掲げて、ソ連崩壊後混乱したロシアの政治・経済の立て直しをはかり、ロシアの国益を前面に押し出した外交を展開してきました。そして、憲法を改正し、大統領の任期を4年から6年に延長し、今回の大統領選挙に備えてきました。
2011年9月プーチン首相は、与党の大会で、メドベージェフ大統領とポストを交換する形で、大統領に復帰することを宣言し、今回の大統領選挙に立候補しました。
こうしたやり方に、国民の中から批判がでて、選挙前、反プーチンデモがこれまでになく広がりました。しかし、今回の大統領選挙は、ほかに有力候補がいなかったこともあり、プーチン氏の信任投票の様相を呈しました。
反プーチン勢力は、今回の選挙で不正が行われ、無効だと主張しており、プーチン氏の長期政権に対する批判は続くものとみられています。

(c)英語のニュース

Russian Prime Minister Vladimir Putin has won Sunday's presidential election.
The Russian Central Election Commission says that with 88.18 percent of the ballots counted, Mr. Putin,59, had a 64.72 percent share of the votes, meaning that he has won more than half of the 70 million ballots cast.
Mr. Putin , accompanied by current President Dmitry Medvedev, declared victory in an address to his supporters near the Kremlin.
However, opposition groups are alleging voting fraud, calling the election illegitimate, dishonest and untransparent.

(d)ニュースの比較研究

ロシアの大統領選挙の結果は、プーチン首相が当選することが事前に予測されていましたが、日本のメディアも外国のメディアも開票結果を速報で伝えるとともに、今回の大統領選挙の意義やロシアの政治などについて詳しく報道していました。

世界の代表的なメディアの報道を紹介しましょう。

ロシアの『イタルタス(ITAR-TASS)』通信は、”CEC counts over 99 percent of votes, Putin is winning"(中央選挙管理委員会、大統領選挙の開票99%で、プーチン氏勝利へ”という見出しで、"Russsia's Prime MInister and presidential candidate Vladmir Putin has gained support of 63,81 percent of votes after the Central Election Commission counted 99.037 protocols from local election commissions"(中央選挙管理委員会が、地方の選挙管理委員会からの99.037%の開票結果を集計したところによると、首相で大統領候補のプーチン氏が有権者の63.81%の支持を得ている)と報じました。イタルタス通信は、時々刻々入ってくる開票結果を速報で伝えていました。

アメリカの『CNN(=Cable News Network)』放送は、"Putin poised to retake Russian presidency"(プーチン氏、ロシアの大統領に復帰へ)という見出しで、"Russian Prime Minister Vladmir Putin called for unity as he appeared headed for a third term as president, declaring victory in an "open and honest fight" in Sunday's election"(ロシアのプーチン首相は、3期目の大統領就任が確実になったので、勝利宣言を行い、大統領選挙は「開かれた公正な戦い」だったと述べ、ロシア国民に統一を呼びかけた)と報じました。

中国の『Xinhua(新華社)』通信は、"Putin secures victory in presidential election:official figuress"
(プーチン氏、大統領選挙で勝利ー公式開票結果ー)という見出しで、"Russian presidential candidate and incumbent Prime Minister Vladmir Putin has won about 64 percent of the votes after 99 percent of ballots was counted early on Monday, official figures from the Central Election Commision(CEC) showed"(ロシアの中央選挙管理委員会が発表した公式の開票結果によると、ロシアの大統領候補で現職の首相のプーチン氏は、大統領選挙で、開票率99%で、得票率約64%を勝ち取った)と報じました。





nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:ニュース
国際ーロシア ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。