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904. 上野動物園にジャイアントパンダ誕生ー2017.6.12 [社会]



(a)日本語のニュース

東京・上野動物園のジャイアントパンダが、12日、5年ぶりに赤ちゃんを出産しました。
上野動物園によりますと、ジャイアントパンダの「シンシン」11歳は、今年2月オスの「リーリー」11歳との交尾が確認され、5月妊娠の兆候がみられるようになり、12日赤ちゃん1頭を出産しました。赤ちゃんの体重は、まだ測っていないものの150グラム程度とみられるということです。性別は、まだわかっていません。現在の状況について、担当者は、「母子ともに健康と判断していて、赤ちゃんは、「シンシン」に抱かれて元気な声を上げている」と説明しています。
「シンシン」と「リーリー」は、2011年2月に中国から初のレンタル方式で上野動物園に来ました。

(b)ニュースの背景

ジャイアントパンダは、食肉目クマ科ジャイアントパンダ(Giant panda)属に分類される食肉類。白と黒にはっきり分かれた体毛が際立った特徴です。中国大陸で進化し、現在では、中国のごく限られた地域(四川省など)にわずかな頭数が残存しています。竹食などの草食傾向が比較的高い雑食性の大型哺乳類です。

(c)英語のニュース

A giant panda cub has been born at Ueno Zoo in Tokyo
The 11-year-old female named Shin Shin delivered its cub on Monday, five years after its first cub died just under a week following the birth. The newborn’s sex remains unknown.
The zoo said that the panda cub appears to be in good health, making loud cries while being held gently by its mother.
Shin Shin and her mate Ri Ri were sent to the zoo on loan from China in February 2011.

(d)ニュースの比較研究

東京・上野動物園のジャイアントパンダが5年ぶりに出産したニュースについては、日本のメディアは、連日大々的に報道していましたが、外国のメディアは、ごくわずかなメディアだけが伝えていました。
外国のメディアの報道を紹介しましょう。

中国の『Xinhua(新華社)』通信は、”Giant panda cub born at Tokyo zoo”(ジャイアントパンダの赤ちゃん、東京の動物園に誕生)という見出しで、”A giant panda at a zoo in central Tokyo gave birth on Monday, five years after her first cub was found dead just days after it was born. The 11-year-old Shin Shin gave birth to her cub in the early hours of Monday morning, according to officials at the Ueno Zoological Gardens”(東京の中心にある動物園のジャイアントパンダが出産した。これは、第1子が生まれてすぐ死んでから5年ぶりのことだ。上野動物園の関係者によれば、11歳のシンシンが出産したのは、月曜の朝早くのことだ)と報じました。

アメリカの『AP(=The Associated Press)』通信は、”Giant panda born in Tokyo zoo, survival uncertain”(東京の動物園にジャイアントパンダが誕生、生存率は不明)という見出しで、”A giant panda cub was born in a Tokyo zoo Monday, but its gender, weight and even whether it will survive are uncertain. The mother, ShinShin, whose previous cub survived only six days was holding her newborn in her paw but whether the cub was nursing was not clear, Ueno Zoo said in a statement”(ジャイアントパンダの赤ちゃんが東京の動物園で生まれたが、その性別、体重、そして生き残るかどうかはっきりしていない。上野動物園は、声明の中で、その母親のシンシンは、前の赤ちゃんを生後たった6日で亡くしたが、今度の赤ちゃんを足で抱えているが、うまく育てることができるかどうかははっきりしないと言っている)と報じました。

イギリスの『”The Telegraph』紙は、”Rare giant panda cub born in Tokyo zoo”(めずらしいジャイアントバンダの赤ちゃん、東京の動物園に誕生)という見出しで、”A Japanese zoo in Tokyo celebrated the first birth of a baby panda in five years with the tiny cub small enough to fit in the palm of a human hand. Eleven-year-old mum Shin Shin, who mated with male Ri Ri in February at Ueno Zoo, had another baby in 2012 – the first time at the zoo in 24 years, but the cub died from pneumonia six days later”(東京にある日本の動物園は、5年ぶりの赤ちゃんパンダの誕生を祝った。それは、人間の手のひらに乗るのに十分に小さい。11歳の母親のシンシンは、上野動物園で2月にオスのリーリーと交尾をしたが、実は2012年に別の赤ちゃんがいたのだ。それは、その動物園で24年間で初めての赤ちゃんだったのだ。しかし、その赤ちゃんは、生後6日で肺炎のため亡くなったのだ)と報じました。









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